街を歩いていて盲導犬を見かけたことはありませんか?
目の見えない人を補助してくれるのが盲導犬の仕事です。
この記事では改めて盲導犬とはどういう存在なのかを明確にして、盲導犬の仕事や活躍ぶりについて書いていこうと思います。

盲導犬とは?

 

盲導犬は目の見えにくい人や見えない人にとって大切なパートナーです。街には障害物や段差がたくさんあります。盲導犬は、目の良くない人が行きたい場所へ好きなように出かけられるようにサポートしてくれるのです。
盲導犬の身体に白いベルトのようなものがついているのを見たことないですか? その白いベルトのことをハーネスと言って、盲導犬の動きを目の良くない人に伝える役割があります。

盲導犬のお仕事

ここで一つ問題を出しましょう。
盲導犬に「スーパーに行きたい」と伝えたら、連れていってくれるでしょうか?
正解は「×」です。盲導犬はタクシーではありません。目的地を伝えるだけでは、盲導犬もただ困ってしまうだけなのです。
「え、それじゃあどうやって目的地まで行くの?」と思う人もいるかもしれません。
実は盲導犬と目の良くない人は、協同して目的地を目指しているのです。

盲導犬の仕事をまとめると次の五つになります。
「指示した方向に行く」、「すれ違う人や自転車などの障害物をよける」、「道の端を歩く」、「段差の手前でとまる」、「十字路など、道の角でとまる」。

盲導犬の仕事がこんなに単純だなんて意外に思われるかもしれません。しかし、この五つだけでもユーザー(目の良くない人)は安心して街中を歩けるのですね。

盲導犬の活躍

主人を命がけで守った盲導犬「サーブ」についてご存知でしょうか?
盲導犬「サーブ」は、岐阜県でマッサージ職をしている亀山さんの大切なパートナーでした。事件が起こったのは、1982年の冬のことです。国道を歩いていた亀山さんに向かって、突然、雪でスリップした車が突っ込んできたのです。
迫りくる死。しかし亀山さんにはなすすべがありません。その瞬間、亀山さんの身体は反対方向に引っ張られました。盲導犬サーブでした。サーブは車に体当たりすることで命をかけて大切なパートナーを救ったのです。
しかし、この行動が原因で、サーブは左前足に重傷を負ってしまい、切断することになりました。サーブの活躍は新聞でも話題になり、亡くなったあとも銅像として道行く人々を見守っています。

よく、人間と犬の絆がテレビや本で描かれています。
なかには盲導犬と人間の関係に対して、道具と同じような関係性だと思っている人もいるかもしれません。
しかし、盲導犬は目の良くない人にとって、目的地まで連れていってくれる都合の良い道具ではなく、かけがえのない大切なパートナーなのです。