人間に様々な職業があるように、犬もたくさんの分野で働いています。持ち前の頭の良さと嗅覚、ときには愛くるしさも活かして、私たち人間をサポートしてくれているのです。
「警察犬」や「盲導犬」は広く知られていますが、その他にもまだまだ知られていない多くの働く犬が存在しています。
今回はそんな優秀な犬たちのお仕事について紹介していきましょう。

セラピードッグについて

ときに人間は、抱えきれないほど大きな悲しいことや苦しみを経験します。そんなときセラピーやカウンセリングを受けることがあるでしょう。
しかし、人間の心を癒せるのは人間だけではありません。ペットとして犬と生活したことがある人はご存知の通り、犬は私たちに温かい気持ちを運んでくれるのです。
セラピードッグは、病院や施設などで、病気を持っている人や年老いている人の心に寄り添っています。
セラピードッグによって笑顔を失った患者さんが笑顔を取り戻すこともあるそうです。また、認知症の進行を抑えたり、血圧を下げたりもしてくれるようです。

シロアリ探知犬について

日本ではまだまだ広まっていませんが、シロアリ探知犬というシロアリを発見してくれる犬がいます。アメリカではすでに大活躍しているようです。
家を壊してしまうシロアリは、壁の中や床下で繁殖します。普通に生活しているだけでは気づきにくいため非常に厄介です。気づいたときには手遅れになっている可能性まであります。
そんな厄介なシロアリを、シロアリ探知犬は90%以上の精度で見つけてくれるのです。
これから日本でも認知されていくことが期待されます。

プリズンドッグについて

プリズンドッグは、アメリカの刑務所で働く犬のことです。刑務所で働く犬とはいっても、囚人たちを監視するのが仕事ではありません。
囚人たちに犬の世話をさせることで、色々なことを学ばせることが仕事です。プリズンドッグ通じて「命の大切さ」や「愛」を知ることができます。
また、個人ではなく集団で犬をお世話するため「絆」を学習でき、再犯率の低下といった効果も見られました。
日本でも2014年に少年院で同じようなプログラムがスタートしています。

今回紹介した犬の他にも、ワイナリーで働く「ワインドッグ」や、古代の遺品の発見をお手伝いする「考古学犬」、耳が不自由な人を助ける「聴導犬」など様々な分野で犬は活躍しています。
人間と犬といった単純な友好関係から大切なパートナーとして、これからも犬は欠かすことができない存在になっていくでしょう。